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アニエス・ロティ(Agnès Loti) - Aujourd'hui C'est Ta Fête (EP) 1965

アニエス・ロティ(Agnès Loti) - Aujourd'hui C'est Ta Fête (EP) 1965

『Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 』は、フランスの女性歌手「アニエス・ロティ(Agnès Loti) 」が、Azレコードから発売した通算3枚目の4曲入りEP。残念なことにこれが彼女の歌手活動最後となる。フレンチ・ポップの重要人物ジョージ・ライフマンが楽曲提供した”Dis-lui que c’est terminé”は、フランスギャルのように舌足らずでコケティッシュ歌う「アニエス・ロティ」は必聴。

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アニエス・ロティ(Agnès Loti) – Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 1965の詳細

Agnès Loti – Dis-Lui Que C’est Terminé

タイトル Aujourd’hui C’est Ta Fête / Le Bonhomme De Neige / Dis-Lui Que C’est Terminé / Tant Pis Si Je Pleure
歌手名 アニエス・ロティ(Agnès Loti)
発売日 1965(昭和40)年
ジャンル ポップス
発売国 フランス
レーベル Disc’Az
フォーマット 7インチシングル・4曲入りEP

アニエス・ロティ(Agnès Loti) – Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 1965 の収録曲

    1. Aujourd’hui C’est Ta Fête
      作詞・作曲:Daniel Faure
    2. Le Bonhomme De Neige
      作詞・作曲:Franck Gérald
    3. Dis-Lui Que C’est Terminé
      作詞・作曲:Georges Liferman
    4. Tant Pis Si Je Pleure
      作詞・作曲:Françoise Dorin

アニエス・ロティ(Agnès Loti) – Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 1965について

アニエス・ロティ(Agnès Loti) - Aujourd'hui C'est Ta Fête (EP) 1965について

“Aujourd’hui C’est Ta Fête”の元曲、”I Need Your Hand In Mine”を歌ったイギリス人女性歌手Twinkle(トゥウィンクル)

『Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 』は、アニエス・ロティが20歳~21歳のときに、AZレコードから3枚目として発売された4曲入りEP。1965年先にヒットしていたTwinkleの”I Need You Hand In Mine”をフランス語”Aujourd’hui C’est Ta Fête”に改題してリリースしたが売れなかった。他には、フランス・ギャルに曲を提供していたジョージ・ライフマン作曲の”Dis-lui que c’est terminé”がフランス・イェイェポップとして秀逸。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)の伝記【バイオグラフィ】

アニエス・ロティ(Agnès Loti)は1944(昭和19)年、パリのフランソワ・ペロッティ(Françoise Perotti)に生まれる。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が15歳~16歳の時

彼女は、幼い頃から音楽が好きで、9歳の時にアコーディオンを習いはじめ、1960(昭和35)年、当時15歳であった彼女はフランキー・ジョーダン(Frankie Jordan)のバックボーカルグループである『ザ・ジョーダネッツ(the Jordanettes)」』へ参加する。

フランキー・ジョーダンはイエイエファンの女性たちの間では、シルヴィ・バルタン(Sylvie Vartan)とコラボした“Panne d’essence”でよく知られているだろう。しばらくした後、アニエス・ロティは新たにソロとしてキャバレーでパフォーマンスを開始する。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が19歳~20歳の時

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が19歳~20歳の時
アニエス・ロティ(Agnès Loti) – C’est Toi Mon Idole (EP) 1964

1964(昭和39)年にDisc’Azレコードのオーディションに合格した「アニエス・ロティ」は、最初のレコード収録のためスタジオへ入った。4曲入りのEPが当時は一般的で、アニエス・ロティは、ジャマイカ出身の女性歌手「ミリー・スモール」が同年大ヒットさせていた“My boy lollipop”をフランス語でカバーして“C’est toi mon idole”と改題してリリース。

この曲の中で彼女はボーイフレンドに「私はあなたに夢中で、あなたはジョニー・アリデイ(Johnny Hallyday)やリチャード・アンソニー(Richard Anthony)よりも私の心臓をドキドキさせるの」と歌っている。

しかし、多くのファンにとっては、他の3曲こそ真に注目すべき作品と言える。

アーマ・トーマス(Irma Thomas)の“Break-a-way”のカバー“Je pars sans regrets”と二曲のオリジナル“Tu”“Mais peut-être”である。このレコードはラジオで多く流されヒットとなり、彼女の最も有名なリリースとなっている。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が19歳~20歳の時
アニエス・ロティ(Agnès Loti) – Tout Nouveau Tout Beau (EP) 1964

次の曲も、ヒットにならって再びミリー・スモールの“Don’t you know”をカバーし、“Tout nouveau, tout beau”としたが、選択ミスからかヒットは長く続かなかった。

このEPは、バリー・マン(Barry Mann)とシンシア・ウェイル(Cynthia Weil)作曲、イーディ・ゴーメ(Eydie Gormé)の“I want you to meet my baby”のカバーである“Aïe n’y touchez pas”と、リタ・パヴォーネ(Rita Pavone)の“Just once more”のカバーである“Reste encore”が収録され貴重。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が20歳~21歳の時

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が20歳~21歳の時
アニエス・ロティ(Agnès Loti) – Aujourd’hui C’est Ta Fête (EP) 1965

1965(昭和40)年に発売されたアニエス・ロスの3枚目のEP『Aujourd’hui c’est ta fête』で、彼女が再びトップ・チャートに戻れるかどうか、世間の注目を集めた。

リードトラックは元々イギリスのトゥインクル(Twinkle)によりレコーディングされた“I need your hand in mine”のカバー曲である。

アニー・フィリップ(Annie Philippe)、フランス・ギャル(France Gall)、リズ・ブラディ(Liz Brady)らのために曲を書いていたジョージ・ライフマン(Georges Liferman)もまた、オリジナル曲を提供するため仲間入りした。

ジョージ・ライフマンの曲“Dis-lui que c’est terminé”は、イギリス海峡両サイドでヒットしていたクリス・アンドリュー(Chris Andrews)の“Yesterday man”の影響が大きかった。

この詞の中でのアニエスは冷酷で、ボーイフレンドに、浮気相手にもう関係は終わったと伝えて、と頼んでいる。

「彼女に親しみを持つのは素敵なこととは言えない」「むしろ彼女が地獄へ落ちるのが見たい」とアニエスは歌っている。

このレコードが失敗に終わり、アニエス・ロティは契約を失った。

アニエス・ロティ(Agnès Loti)が22歳の時~現在

1967(昭和42)年にイタリアへ移り、結婚した。

彼女はそこでレストランを開いたと言われている。最近では、地元の高校でフランス語を教えていたようだ。

もっとも、すでにリタイヤしてはいるが…彼女がスクリーンに姿を見せたのは、1985年のフランスのテレビ番組『La chance

aux chansons』で“Tout nouveau, tout beau”のパフォーマンスが最後である。

参照元:Ready Steady Girls