注目キーワード
森田つぐみ - 恋して海岸通り (EP) 1976

森田つぐみ - 恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 1976

『恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 』は、日本の女性アイドル歌手「森田つぐみ 」が、1976(昭和50)年12月20日にフィリップス・レコードより発売した通算3枚目でラスト・シングルEP。”少女期””さよならは似合わない”よりも、ぐっと大人っぽい雰囲気の”恋して海岸通り”で、各テレビ局へ出演したがヒットはなかった。B面の”冬の哲学”は、TBS系バラエティ番組『笑って!笑って!60分』の番組の中のコーナー『続・哀愁学園』で主題歌として採用された。

評価投稿数: 0
0

森田つぐみ – 恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) の聴いた感想・当時の情報

☞ 聴いた感想・情報を追加する


Submit your review
*必須項目です

森田つぐみ – 恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 1976の詳細

タイトル 恋して海岸通り / 冬の哲学
歌手名 森田つぐみ
発売日 1976(昭和51)年
ジャンル ポップス
発売国 日本
レーベル Philips
フォーマット 7インチシングル・2曲入りEP

森田つぐみ – 恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 1976 の収録曲

  1. 恋して海岸通り
    作詞:なかにし礼  作曲:竹田賢 編曲:竜崎孝路
  2. 冬の哲学
    作詞:佐々木守 作曲:服部克久 編曲:竜崎孝路

森田つぐみ – 恋して海岸通り

恋して海岸通り/森田つぐみ 1976年
作詞:なかにし礼  作曲:竹田賢

こんなに遠く来て 何だか不思議ね
赤や青の船の灯がもえてもえて
それぞれの幸せ色
二人の影法師 ゆらゆらゆれてる
頬をよせて海を見る恋の時間が
いつまでも続いてほしい
今日から二人の恋の行くえを
あなたにあずけた私なの

季節のかわり目の海岸通りを
そぞろ歩く人達のうしろ姿
気になるの ここはヨコハマ
あなたの横顔を見上げて私は
めぐり逢えた喜びをかくしきれず
何故かしら泣いてしまうの
今日から二人の恋の行くえを
あなたにあずけた私なの

こんなに遠く来て 帰りが怖いわ
ポツリポツリ頬ぬらすこぬか雨が
気になるの ここはヨコハマ
今日から二人の恋の行くえを
あなたにあずけた私なの

森田つぐみ – 冬の哲学

冬の哲学/森田つぐみ 1976年
作詞:佐々木守  作曲:服部克久

死んだ赤とんぼを見つけたわ、今朝も
枯れた花と石の墓標、風が吹き過ぎてゆく
やがて白い雪が埋め飾るでしょう
愛の心うつろ、固く凍てつく夜に
人は春を何故か待つの、心のどこかで

涙乾き、辿る故郷は寒く
昔馴染み、今は何処、村に人影もない
待つわ、春を、愛を、若葉萌える日を
あなた信じ命預け、悲しみ堪え
他に何が出来るかしら、幼い私に

一人耐える部屋の花活けとお皿
飾り立てて、鍵を開けて、時の足音を聞く
夢は覚めて朝の白さ、日めくりをめくる指が
今日は少しやつれたみたい
烏一羽、飛んでゆくわ、雪の閉ざした上を
愛の嘘と恋の孤独、身に染みた私

森田つぐみ – 恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 1976について

『恋して海岸通り / 冬の哲学 (EP) 』は、日本の女性歌手「森田つぐみ」が17歳のときに、フィリップス・レコードから発売した実質的なラスト・シングルEP。1976(昭和51)年の春にデビューし、12月20日の”恋して海岸通り”で歌い納めになる森田つぐみは、翌年1977(昭和52)年になると獨協大学法学部法律学科へ入学、勉強のかたわらNHKの教育テレビ『ふえはうたう』のお姉さんとして活動した。

森田つぐみ - 冬の哲学 の歌詞

森田つぐみの伝記【バイオグラフィ】

森田つぐみは、1959年(昭和34)年1月1日に大阪府の豊中市で生まれた(本名:藤原嗣美)。

森田つぐみが16歳の時


1975(昭和50)年に毎週日曜、NETテレビが放送していた『あなたをスターに!』という公開番組へ出場し、第2回グランドチャンピオン大会まで進み「優勝」した。

この時、のちにスターとなる大場久美子は審査員特別賞であった。

森田つぐみが17歳の時

森田つぐみが17歳の時
書道3段・珠算3段と茶道もこなす「才色兼備の優等生」というイメージで、森田つぐみは渡辺プロにスカウトされ、1976(昭和51)年4月25日にデビューとなった。

ユーミン作曲”まちぶせ”で有名な同事務所の三木聖子や、野中小百合も同じく1976(昭和51)年のデビュー組。

森田つぐみ - 少女期 (EP) 1976
森田つぐみ – 少女期 (EP) 1976

“少女期”は、「森田つぐみ」のデビュー曲で歌詞の内容は、好きな男性に出会えたことで「女の子に生まれたことを誇りに思う」というか弱いながらも力強く歌う、森田つぐみの歌唱力が印象的。

作詞は千家和也、作曲は大野克夫、編曲は竜崎孝路

1976(昭和51)年、4月25日に発売されたファーストシングル”少女期”は、オリコン最高84位で1万枚しか売れなかった。

森田つぐみ – さよならは似合わない (EP) 1976
森田つぐみ – さよならは似合わない (EP) 1976

続けて、”少女期”より4カ月を経て9月5日に発売された”さよならは似合わない”は、1976年にデビューした女性歌手「森田つぐみ」のセカンド・シングルEP。

つきあいはじめた男女の仲直りがテーマになっていて、純粋なイメージで売っていた「森田つぐみ」にぴったりの楽曲。歌詞にある、強がりを言ってしまった女性の引くに引けない「意地」のようなものが、森田つぐみの優しいながらも強い意志を感じる歌声にマッチしている。

前作とは違って、作詞に森雪之丞、作曲に宮本光雄 編曲は同じく竜崎孝路が担当。

森田つぐみ – 愛のスケッチブック (LP) 1976
森田つぐみ – 愛のスケッチブック (LP) 1976

同年11月5日には、森田つぐみ待望のフルアルバム『愛のスケッチブック』が発売。当時流行っていたディスコブームや、ロックンロール、演歌調ポップスではなく、純粋に良いメロディが散りばめられた「宝石箱」のような作品群。

かよわいだけではなく、冒頭の①”少女期”から、彼氏・愛する人へのメッセージが、かわいい歌声のなかにビシビシ力強さも感じる。全体的にも、聞き手が彼氏と想定して、語り口調から歌に導入するタイプが多いので1枚でまるごと「擬似恋愛」を錯覚してしまう、純愛作品が多い。

森田つぐみ – 恋して海岸通り (EP) 1976
森田つぐみ – 恋して海岸通り (EP) 1976

最後に、森田つぐみの歌手活動は”恋して海岸通り”がラスト・シングルとして12月20日に発売。

同年4月にデビューしてから、8ヵ月ほどしか経っていないが歌詞の内容は、グッと大人の雰囲気をかもしだしている。

作詞はなかにし礼、作曲は竹田賢、編曲は竜崎孝路。

B面の”冬の哲学”は、TBS系バラエティ番組『笑って!笑って!60分』の番組の中のコーナー『続・哀愁学園』にタイアップされ主題歌として採用された。

“冬の哲学”は歌謡曲ファンの間で、隠れた名曲として知られている。

森田つぐみが18歳の時~現在

3rdシングル”恋して海岸通り”を12月20日で発売したあとは、主だった歌手活動はできず文化女子大学杉並高等学校を卒業後は、獨協大学法学部法律学科に入学。

大学内のスポーツクラブ『ウッドペッカー』に入部しながら

森田つぐみ ふえはうたう
※引用元 : ちっちゃいおっさんの足跡

NHKの教育テレビ「ふえはうたう」のお姉さんとして、数年間はテレビに出演して精力的に芸能活動を続けたが、芸能界を引退。

獨協大学卒業後は、法律事務所に勤務しその後、大阪府豊中市でTSUGUMI音楽教室として、ピアノと書道をひらき「地元のこどもたち」に教えている。

2014年3月30日まで、西宮でカフェ&バー「アリーズ」の店長として、ピアノの生演奏や食事も提供。

森田つぐみ 現在